国宝 三井寺 光浄院 夜間特別拝観『春燈(しゅんとう)』


宗祖智証大師生誕1200年記念
国宝 三井寺 光浄院 夜間特別拝観『春燈(しゅんとう)』




宗祖智証大師の生誕1200年という節目の年を迎え、これを記念して「三井寺春のライトアップ2014」及び「国宝三井寺光浄院 夜間特別拝観『春燈』」が開催されました。

三井寺には35万坪という広大な境内に約1,000本もの桜があります。開花期には境内が桜色に染まる程で、別名「桜の寺」とも呼ばれています。

三井寺春のライトアップの同時開催として「国宝三井寺光浄院 夜間特別拝観『春燈』」を井浦新が演出。光浄院は、建物は国宝指定、庭園は名称史跡指定されている桃山期を代表する名建築で、書院造の代表として殊に有名です。井浦新が演出する夜間特別拝観は、光浄院建立以来、初めてのライトアップ演出となりました。

 

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三井寺

【期 間】
2014年4月2日(水)〜4月13日(日)
【時 間】
18:30〜21:00(20:30受付終了)
【会 場】
三井寺 光浄院
【料 金】
中学生以上300円 (小学生以下無料)
※三井寺山内の拝観料が別途必要です
【主 催】
天台寺門宗 総本山 三井寺(園城寺)
【協 力】
一般社団法人 匠文化機構

プレスリリース[PDF]

 

 

暗闇にゆらめく蝋燭の炎、行燈の和紙越しに灯る柔らかなあかり、
障子の隙間から差し込むほのかな光りと影…
古より日本人は、微妙な光と陰が醸しだす陰影に美を見出す、そんな美意識を大切にしてきました。

それは揺らめく蝋燭の灯を友とする、そんな美しさだったのかもしれません。
陰翳に美しさを感じる「陰翳礼讃」の世界は、日本人独自の美学が潜んでいます。

今年の春、三井寺光浄院(国宝)を舞台に、井浦新の演出で本邦初となる灯りのインスタレーションを開催いたします。国宝光浄院での灯会タイトルは「春燈」。

漆黒の闇に広がる灯りの戯れ、光と影が紡ぎだす陰翳のゆらめきに日本の美を感じていただき、古来からの美意識を再認識する契機となることを願っています。

井浦 新