高台寺 2014秋の夜間特別拝観終了


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「悠久‐光と陰‐」というテーマで、熊本県山鹿市の山鹿傘をモチーフとしたライトスケープを監修させていただいた、高台寺 2014秋の夜間特別拝観が12月14日、終了いたしました。美しい季節の移ろいを感じさせる、秋の高台寺を訪れた多くの皆様に、井浦新監修のライトスケープをご覧いただくことができました。ご覧いただいた方々が、それぞれの心で、高台寺の幽玄の世界を感じていただけたなら幸いです。


このような素晴らしい機会を与えていただいた高台寺執事長 後藤典生様、企画構想を見事にミリ単位に及び実現をしてくださった庭師 北山安夫様、本企画を温かく見守ってくださった高台寺の皆様に、深く深く感謝いたします。そして、この取り組みを支えてくださった当社団の会員の皆様へもこの場を借りて深く感謝申し上げます。

最後に、井浦が本ライトスケープに寄せたメッセージを掲載させていただきます。ご協力いただいたすべての方に、心からの感謝をこめて。

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「 悠 久 」— 光と陰 —

桃山文化を留める秀吉とねねの寺には、高台寺蒔絵を初め庭園や文化財など、桃山の「絢爛」と「侘びさび」の対極の美意識が共存しています。それはあたかも光と陰のように。闇の中で光は陰を生み、陰は光により新たな美を創造します。今年の秋に監修するライトスケープでは、高台寺の悠久のときに、普遍に息づく美を感じていただきたいと願っています。

井浦 新

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